第5回「情報A」・授業指導案
教室の案内表示を作ろう

2001,6,27更新

 ■ ねらい
デザイン作成においてコンピュータが道具として優れている点を理解させる。
相手に伝えたいサインを、簡潔にわかりやすく、絵と文字を使って表現する。
 ■ 導入(10分)
  • 企業のロゴやマーク、交通標識などをプレゼンテーションソフトを使って紹介する。
  • ペイントでデザイン(コピー、移動、背景を透明にする、など)する方法を簡単に紹介する。
  • A4カラー印刷して、校舎内に掲示することを説明する。
 ■ 展開(30分)
  • ペイントでデザインする
    • フリーハンドで描く〜絵を描くのが得意な生徒はこちらで
      (例)パソコン教室 


    • 直線、図形で描く〜円、四角、直線などで図形を作る
      トイレ 


      (例)トイレ(薄い色へのグラデーションで清潔感を出そうとしました。あまりそう見えない?)

      よくありふれたトイレの記号も、グラデーションや形の変化を加えるとデザインされたものになる。
      しかし、この例ではトイレであることがわかりにくくなってしまった。

    • フォントを活用する〜フォントの種類によってはアルファベットが図形に変換されるのでそれを活用してもよい。(上段a〜z、下段A〜Z)
      (例)保健室
      赤青白の3色は動脈、静脈、包帯の色。
      清潔さを感じさせる色を選んだ。
      だんだん大きくなる救急車と保健室の文字は
      素早く対応してくれるイメージを出した。
      この救急車の絵はフォントの種類でWebdings3を
      選んび、その「h」を利用した。
      • Wingdings
      • Wingdings2
      • Wingdings3
      • Webdings
      • Merlett
      • Bookshelf Symbol3
  • 着色
  • 配置
  • 文字の挿入
  • 印刷
  • 完成
 ■ まとめ・指導上の留意点
  • コンピュータを使うと着色のやり直しが簡単であること、コピーや移動、変形などが簡単であることを確認する。
  • 行き当たりばったりで作成したものはデザインと言えない。
  • きれいに絵の具で塗ることができなかったため美術の成績が良くなかった人は、コンピュータを道具とするとそういうスキルは省かれることを知る。
  • その分、発想が大切になり、新しい自分の能力を発見できる可能性がある。指導する教員も「僕は絵が下手で...」といういいわけを言わずに
    新しい才能を発掘して欲しい。
  • 完成した生徒の作品はこちら

戻る